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    • 2015.05.10 Sunday
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    あいつもあいつもいなくなって

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      優れたプレイヤーで居続けること。

      これが最近のテーマである。
      その一端が流行に負けるなという記事であるのだけど。

      わかりやすいと思うのでプロ野球の、特に投手の話をしよう。
      仮に自分がある球団のエースだとして

      「今年はなんとオーバースローが流行っています。あの上から投げ下ろすフォームは打者にも威圧感が与えられ非常に素晴らしいです」

      なんていわれたらどうするだろうか。
      流行ってるから真似してみよう、流行りだしたからもう止めよう。

      なんて思うだろうか。
      おそらく聞く耳を持たないのではないか。
      エースたる(プロの投手である)所以はそこにあるのではなかろうか。
      自分のやり方で積み重ねた勝ち星の数があるのだから、考えるまでもなく当たり前の話である。

      優れたプレイヤーとはそういうものだと思う。
      もちろん、新しい考え方や球種を試し「合っていたら取り入れる」くらいの触れ幅は持っていて当然だが、それだけの実績を持つ人がいきなり周りのいざこざにいちいち反応はしないのではないか。

      そういうことを最近は特に考えている。

      「シティボーイじゃないっすか」

      なんていわれることが最近多いけど、そりゃそうだ。
      それより前からシティボーイなんだから。
      だからこんなことが言えて、あんなことも言える。

      ちょっと長くなったけど、このままタイトルの話をしよう。
      これはI Repという曲からの引用だ。

      この曲はDABO、ANARCHY、KREVAという3人のMCが共演したもので、
      該当の歌詞はKREVAが綴ったものだ。

      彼はもう最近の子は知らないというKICK THE CAN CREWというグループを経て
      ソロのアーティストとして活躍している。

      HIPHOPがチャートを全く賑わせることもなくなった今だって曲を出せばそれなりの順位を残しているからこその

      「アイツもアイツもいなくなって」

      なのだ。この歌詞はそのまま

      アイツもアイツも見なくなって
      こっちはいつもいっつもやってる
      いつも流行ってるいつも変わんねぇ
      スタイル崩さずまだ戦ってる
      わかってるフリしてたいした事ない
      奴らとしっかり相対してる

      と続く。
      これは先ほどあげたプロ野球の話と非常に近しいように思えるし、
      いなくなった人や見なくなった人(ここではチャートに顔を出さなくなった人だが)は
      戦いに疲れた人であったりそもそも強くなかった人でもあるが、
      個人的には音楽シーンにおいて生き残り続けられなかった人だと思う。
      生き残るというのは勝ち負けとは別の世界の話でもあって、
      続ける努力をし続けられるかという点が主に重きを占めると思う。

      わかってるフリして大した事ない奴らとは誰だろうか。

      「その人にそういわれたから止めよう」とか
      「いやー違うんですよこれは…」

      と長々と能書きを垂れるということはどういうことだろうか。
      自分が優れたプレイヤーでないことを証明するような行為だという可能性は無いか。
      僕は、あっちへこっちへとバランスをとろうとし、迷う人をよく

      「自分の声がわからなくなってしまったモノマネの歌手」

      と言う風に例える。
      自覚的ならまだしも無自覚的にそうなってしまうことは本人にとってとても厳しい状態に思える。

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